主催イベント Event

『幸野楳嶺に学んだ日本画家たち 特集展示/横山大観が描いた刻(とき)』

会期 / 11月30日(木) 2月4日(日)

幕末から明治という時代の変革期を生き、京都画壇の開拓者と称された幸野楳嶺(1844~1895)。
 幸野楳嶺は、円山派の中島来章に学んだ後、次いで塩川文麟に学び、明治9年の第5回京都博覧会で褒状、翌年の第6回京都博覧会でも第三等妙技賞銅牌を受賞するなど、早くより高い評価を受けていた画家です。また、教育者としても名高く、京都府画学校や画塾・幸野私塾などの場で後進の教育に尽くし、後に楳嶺門下の四天王と言われた菊池芳文、谷口香嶠、竹内栖鳳、都路華香や川合玉堂、上村松園などに自身が継承・開拓した画風を伝え、彼らの表現の基底を築いた点においても、京都画壇史上欠くことの出来ない存在といえるでしょう。
 本展では、幸野楳嶺と二人の師匠中島来章と塩川文麟、後の近代日本画の展開に重要な働きをした楳嶺門下の高弟たち、さらにはその教えを受け継ぎ、現代日本画に継承していった日本画家たちの作品を4つの章に分けてご紹介します。
特集展示では、刻(とき)を主題とした横山大観の作品を紹介します。

○展示解説
12月9日(土)、1月20日(土)13:30~
場所=二階堂美術館展示室内 講師=当館学芸員

○内容
第1章 幸野楳嶺と二人の師匠中島来章と塩川文麟
第2章 幸野楳嶺門下の四天王、菊池芳文・谷口香嶠・竹内栖鳳・都路華香
第3章  上村松園と川合玉堂
第4章 楳嶺の教えを受け継ぐ日本画家たち
特集展示/横山大観が描いた刻(とき)

左から上村松園「雪中美人図」、竹内栖鳳「獅子図」、幸野楳嶺「朝暉藻芟舟図」、谷口香嶠「神武天皇 廻望国状図」

コレクション展3「幸野楳嶺に学んだ日本画家たち」目録
コレクション展3「幸野楳嶺に学んだ日本画家たち」チラシ(表)
コレクション展3「幸野楳嶺に学んだ日本画家たち」チラシ(裏)