二階堂美術館について 当館について About

二階堂美術館は、海の幸豊かな別府湾に面し、
神々の宿る国東半島南端部に位置する大分県日出(ひじ)町にあります。
日出町は、今では石垣のみを遺す暘谷(日出)城址からの海と山の素晴らしい眺望に恵まれ、
豊後三賢の一人である儒教家・経世家の帆足万里、
「荒城の月」で名高い作曲家の滝廉太郎など著名な文人にもゆかりの多い文教の地です。

この地で江戸時代から酒造りを営んできた二階堂酒造有限会社の六代目・二階堂暹(あきら)は、
若い頃より日本画に親しみと興味を抱き、その伝統を後世に伝えたいとの想いから、
昭和56年頃より美術品の収集に乗り出します。
平成に入る頃からは収集の勢いが増し、やがて日本画を中心とした美術館構想が生まれました。
そして平成6年、コレクションを広く一般に公開することで、日本文化の伝統に対する正しい理解を深め、
学術及び文化の発展に寄与することを目的として、二階堂美術館が設立されました。

当館は、横山大観や川合玉堂、上村松園、郷土出身作家でもある福田平八郎など、
近代から現代にいたる日本画の作品を幅広く鑑賞できる、全国的にも数少ない日本画専門の美術館です。
床の間を飾る掛軸を中心とした1000点を超える収蔵品を、企画展や特別展を通して適時紹介しています。

お気に入りの作品を独り占めできる贅沢な時間と空間を、どうぞごゆっくりとお楽しみください。

二階堂美術館の歴史 History

  • 1993

    9月9日

    財団法人二階堂美術館
    設立発起人会

  • 1994

    4月1日

    財団法人二階堂美術館 認可

    10月7日

    落成式

    10月10日

    開館 開館記念展

    「近代日本画の作家たち-伝統の
    復興と新画風の開拓-」

    12月22日

    博物館法第二条規定による

    「登録博物館」登録

  • 2012

    4月1日

    公益財団法人二階堂美術館  認定

  • 2014

    10月2日

    開館20周年記念式典

    開館20周年記念特別展

    「東西の日本画」

二階堂美術館の
これから
Future

現在、当館の日本画収集作品はおよそ1,000点を超えました。
二階堂 暹の想いを受け継ぎ、全国的にも少ない日本画専門の美術館として、これからも情報発信につとめてまいります。