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コレクション展4『大正期の日本画』

会期 / 2月9日(水) 4月10日(日)

大正時代は、1912年7月から1926年12月までという14年あまりの短い期間ですが、大正デモクラシーや第一次世界大戦、関東大震災など、重大な出来事や変化が起こった激動の時代でもありました。経済の拡大や都市化の促進、メディアの発展などに伴い、人々のライフスタイルも都市部を中心に大きく変化し、自由で開放的な思潮を背景とする華やかな都市文化、大衆文化が花開きました。
日本画界においても、日本美術院の再興(大正3年)や帝国美術院の創設(大正8年)、国画創作協会の結成(大正7年)などにより、画壇の様相は大きく変化しました。そうした中、東の横山大観、西の竹内栖鳳といったベテランたちの活躍に加え、次代を担う作家たちの躍進ぶりが顕著になります。さらにまた、彼らに続く若き才能が次々と台頭してきたのもこの時代でした。画面上では、西洋絵画や伝統的絵画に対する理解の深化、自由や個性を尊ぶ芸術観の浸透などから、新しい感覚や独自色を特徴とする傾向が強まります。
今回のコレクションでは、およそ百年前にあたる大正期の日本画に焦点をあて、日本画の近代化が進展する様子を、各作家の創造性豊かな作品で紹介します。

会  期=令和4年2月9日(水)~4月10日(日)
開館時間=9:00~17:00(入館は16:30まで)
休 館 日=毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日)

【展示解説】
日時=2月19日(土)、3月19日(土)   各日とも13:30 ~
場所= 二階堂美術館展示室内
講師= 当館学芸員

【主な出品作品】
横山大観 《愛宕路》         大正10年(1921)頃
今村紫紅 《老子出関》        大正初期頃
前田青邨 《風神雷神》        大正7年(1918)頃
竹内栖鳳 《月下秋林》        大正3年(1914)
上村松園   《古代美人図》        大正7年(1918)頃
川合玉堂   《渡頭積雪》               大正末期頃
土田麦僊   《紅白梅図》(左隻)  大正7年(1918)
中村岳陵 《高士淸談》           大正5年(1916)頃
松林桂月 《秋苑彩花》(右隻) 大正7年(1918)

左より今村紫紅「老子出関」、横山大観「愛宕路」、竹内栖鳳「月下秋林」、上村松園「古代美人図」

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