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コレクション展1『海を渡った日本画家たち~渡辺省亭と高島北海ほか~ 特集展示/横山大観と竹内栖鳳』

会期 / 4月13日(水) 6月26日(日)


日本が初めて万国博覧会に参加したのは、慶応3年(1867)の第2回パリ万博でした。明治11年(1878)に開催された第3回パリ万博には、日本画家の渡辺省亭が「群鳩浴水盤ノ図」を出品し受賞しています。渡辺は、同展での評判を機にパリに渡り、数年間滞在して印象派の画家ドガらと交友を深めています。渡辺の花鳥画は高い評価を受けたと言われ、同25年にはロンドンで個展を開催しています。
明治17年には、高島北海が林野行政の技官としてフランス、イギリスに派遣され、翌18年から3年間フランス北部のナンシーに留学滞在し、その間に日本画作品の発表とともに「アールヌーボー」の担い手となったエミール・ガレたちと交流しました。
同22年の第4回パリ万博では、久保田米僊が「水中遊魚」で金賞を受賞して渡仏。同33年の第5回パリ万博では、竹内栖鳳が視察の為に渡仏するなど、次第に日本画家の海外に向けた関心が高まっていきました。続いて、明治36年に横山大観と菱田春草がインド、同37年から38年にはアメリカを経て渡欧、下村観山も同36年にイギリス留学を命じられ、ヨーロッパ各地を視察しています。
本展では、日本画家として初めてパリに渡り、近年知られざる天才画家として注目され再評価の機運が著しい渡辺省亭の作品をはじめ、海外の美術事情に強い興味を抱いて渡海した日本画家の作品を3章に分けて紹介します。
特集展示では、ともに第1回文化勲章受賞者として日本画の近代化に大きく貢献した横山大観と本年没後80年を迎えた竹内栖鳳の画業を振り返ります。

会  期=令和4年4月13日(水)~6月26日(日)
開館時間=9:00~17:00(入館は16:30まで)
休 館 日=毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日)

【展示解説】
日時=4月23日(土)、5月14日(土)、6月11日(土)   各日とも13:30 ~
場所= 二階堂美術館展示室内
講師= 当館学芸員

【主な出品作品】
渡辺省亭 《四季草花(春)》  明治後期(1898~1911)
渡辺省亭 《四季草花(夏)》  明治後期(1898~1911)
渡辺省亭 《四季草花(秋)》  明治後期(1898~1911)
渡辺省亭 《四季草花(冬)》  明治後期(1898~1911)
高島北海 《春渓煙雨》        明治45年(1912)~大正2年(1913)
高島北海 《秋山飛泉》        明治45年(1912)~大正2年(1913)
高島北海 《雪漲千山》        明治45年(1912)~大正2年(1913)
菱田春草 《観瀑》                         明治40年(1907)頃
土田麦僊 《少女図》                     明治末
横山大観 《松嶋図》         大正5年(1916)
竹内栖鳳 《夏雨新霽》                 大正6年(1917)頃
竹内栖鳳 《和暖》             大正9年(1920)

左より渡辺省亭「四季草花(春)」、高島北海「秋山飛泉」、竹内栖鳳「和暖」、横山大観「松嶋図」、渡辺省亭「夜桜」、土田麦僊「少女図」