主催イベント
『比べてみる日本画』
会期 / 6月23日(水) ~ 8月29日(日)
長い歴史の中で、人は常に絵を描き続けてきました。時代や人が移り変わり変化しても、同じテーマで描かれた絵が存在し、地域や時代、画家の意図や個性などにより、それぞれが独立した個性豊かな作品となっています。
本展では、年齢や知識を問わず誰もが等しく楽しめるよう、当館が所蔵する約1,000点の作品の中から同じテーマで描かれた作品同士を選び出し、地域や時代、師弟など幾つかの観点から比べてみました。比べてみることで、画家の意図等がより明確になり、作品に対する理解が深まることをねらいとしています。また、比べて見ることで違いを楽しむと共に、そのテーマの根底に流れる時を越えても変わることのない共通点にも注目します。相違点と共通点という相反する2つを同時に楽しむと共に、補い合われた情報により見えてくる点も併せて楽しむことを目的とします。なお、2階展示室の一部コーナーでは、当館所蔵の優品もご紹介します。
《展示作品》
1階展示室/竹内栖鳳、橋本関雪、横山大観などの作品 31点
2階展示室/上村松園、菱田春草、前田青邨などの作品 26点
《展示解説》
7月31日(土)、8月21日(土) 各日とも13:30~
会場:展示室内 講師:担当学芸員